パグドプッド 北のボラカイ

Pagudpudは北イロコス州の北部にある地域。その辺りのビーチ郡がリゾートとして有名になり、北のボラカイと呼ばれている。
町の中心にはビーチはなく、ビーチリゾートが多いSaud beach サウドビーチや有名なブルーラグーンがツーリストに人気の場所になる。他にもPasian beach や Caparispisan beach などがガイドブックに載っている。

マニラからの直行バスは夜行で約12時間、夜に出て昼に着くので時間を有効に使える。
しかし、ラオアグやビガンなどのイロコスの街を旅行しながらパグドプッドへ行く場合は、マニラからのバスに途中乗車するか、ローカルバスになる。他にもバスはあるが、バスターミナルが会社毎に違うのと日によってスケジュールが変わることがあるので、調べるのが面倒だ。
ラオアグの中心地にあるバスターミナルから出ているローカルバスはエアコン無しで2-3時間、120ペソ、ある程度人が集まれば出発するので出発時間は無い。
このバスは基本的に乗りたい場所で乗れるし降りたい場所で降りれるので、常に止まっては出発しての繰り返しで、ものすごく遅い。そして、車内は暑い。
時間があるならローカルな感じを楽しみながら移動するのも悪くない。

バスは町の中心地までしか行かないうようで、そこからはトライシクルに乗って各ビーチへ移動する。
サウドビーチまでは約5-10分、90ペソでさらに北のブルーラグーンまでは30分以上かかるので、それなりの金額になるだろう。
中心地には大した店もモールも無く、小さな商店や食堂がぽつぽつとあるだけなので、この辺りに宿泊する意味はあまりない。

今回、宿泊したのはサウドビーチにある Palm Grove Saud Holiday Complex という格安リゾートホテル 。クイーンベッド、エアコン、冷蔵庫、TV、朝食付きで一泊3600円位なのでかなり安い。
ホテル内にはレストラン、バー、プール、商店など、旅行者が必要な物が基本的にあるので店が少ないこのエリアではとても便利。
サウドビーチはホテルが多いエリアではあるが、実際はそんな感じがしない。特にレストランやバーは不満を感じるくらい少ない。ホテルにレストランがないと朝食はどうすればいいのだろう。
これが本当に北のボラカイと呼ばれるリゾートエリアなのかと不思議になる。

しかし、ビーチへ行ってみると、波のない穏やかな海と水の透明度に驚かされる。サウドビーチは南の一部がいわゆるヤシの木とホワイトサンドのビーチエリアで観光客で多少にぎわっている。
数キロ続くビーチの北側は人も少なく砂の質も若干粗く、海から流れてきた海藻なども落ちている。さらにローカル向けのピクニック小屋や地元漁師の船が多いので、ツーリスト好みではないかもしれない…
個人的には海の質は変わらないので、人が少なく静かなビーチが好きなら断然北側のエリアの方がいい感じがする。
車で来るローカルのピクニック客向けなのか、入場ゲートのような場所があり、そこから入る場合、料金$1を払う必要がある。しかし、実際の所どこからでもビーチへアクセス出来てしまうので、ほとんど気にしないでも大丈夫だった。

サウドビーチから風力発電の風車が見える。これはこの地方の沿岸に多く見られるが、そこまで風が強いのか? 少なくともサウドビーチは穏やかで波も無い。
聞くと風力発電のビーチは辺りを回る観光ツアーに入っている観光地でもあるらしい。この辺りは観光地が飛び飛びにあるので車がないと不便とか。
車が無いツーリストにはトライシクルで回るツアーがある。これはパグドプッドの南部と北部を回るツアーで分かれていて、2つを一日で回ることもできる。
フィリピン人ブロガーの予定を見ると大体、マニラを夜に出て昼に到着、午後はビーチでのんびりして、翌日はツアーで近くの観光地を回り、夕日の時間帯にビーチへ戻るといった感じだ。

夕日の時間帯はツーリストだけでなく地元の人もビーチへやって来る。翌日の漁の準備か網の手入れをしている漁師たちも多い。
サウドビーチは西に向かって開けているため、西日が直にあたる。少し眩しいがビーチが一番美しい時間だという。
北のボラカイと聞くとビーチチェアーとパラソルが並び、マリンスポーツや海沿いのレストランを想像するが、そんな感じはほとんどなく、レストランも探せばあるかも程度、物売りですら通らない。数キロにわたるビーチにヤシの木が立ち並び、人も少なく、どちらかというと秘境的な感じが残っている。
今回訪ねたのは週中の火曜日から木曜日の3日間。これが週末や地元の連休となると、もう少し人が多く賑わうようだ。

サウドビーチはパグドプッドのビーチの中でも、そこそこ観光地化されている事を考えると、他のビーチはもっと秘境感があるのだろう。
海で騒ぎたい若者向けのビーチというより、静かな海でのんびりしたい人向けのリゾートのような印象だ。
北のボラカイと言うが、サウドにはサウドの良さがあり 世界的に有名なボラカイとは別の魅力がある事がわかった。イロコス地方で観光客で溢れるビガンや排気ガスが煙たいラオアグで疲れたなら絶対にパグドプッドへ来た方がいい。
次はパグドプッドでフィリピン人に一番人気があるという、ブルーラグーンを訪ねてみる。