世界遺産ビガン歴史地区のコロニアルな街並み

多分、ビガンはルソン島北部で一番有名な街。ビガンには世界遺産に登録された歴史地区があるのと近くに別カテゴリーの世界遺産サンタマリア教会がある。さらにこの地域だけで食べられる有名な料理も多く旅行者を飽きさせない。

歴史地区は Calle Crisologo を中心に数ブロック先まで石畳やスペイン統治時代の建物が残る。
実際はあとの時代に造られた物も多いだろうが概ねどこもそれっぽさがある。
Crisologo にあるコロニアル風の建物はほぼ観光客向けの何かで、ホテル、レストラン、お土産などが軒を連ねる。

観光客はほとんどフィリピン人で週末や連休は旅行者で溢れる。特に夜の Calle Crisologo は歩けないほどではないが、とにかく人が多い。
なぜか、ビガンではほとんど外国人観光客を見かけない。フィリピンではコロナの入国制限がとっくに撤廃されているが・・
確かにアクセスはあまりよくない。マニラやバギオから直通バスはあるが、10時間、5時間と時間が掛かる。空路に関してはラオアグへ飛んでバスに乗り換えて約2時間。
逆に言えば、ここまでの観光地なのにローカルツーリスト向けなので、そこまで物価が高くない。世界遺産地区の中心にあるホテルでも4000円前後で泊まれてしまうし、レストランもロケーションが良くてもそこまで高くない。

同じくコロニアルな街並みが残るマニラのイントラムロスよりもスペイン風の建物が多く石畳の地区も広い。ビガンの方がより観光地化されている感じだ。
スペイン領だったメキシコや中南米の都市ではビガンのような街が多く特に珍しくもないが、アジアだけでみると多くない。

2022年7月に発生したM7.0の地震で多くの建物が倒壊した。2023年5月の時点では街に多少のダメージがみられるものの概ね復旧している。
中心部から少しずれるが、同じく観光地の16世紀に建てられた Bantay Bell Tower も地震で被害を受けた。倒壊はしていないが、崩れる危険があるので、観光客が登れなくなってしまった。
やはり、数百年前に造られた建造物にはほぼ耐震性がないのか? 世界遺産に登録されているゴッシック様式の教会は耐震性があるらしいが。

Calle Crisologo はそこまで長くない通りなので、ゆっくり歩いても30分もあれば見れてしまう。隣のブロックも石畳でスペイン風の街並みだが、車やトライシクルが多く騒がしい。
歴史地区全体を見ても半日で回れてしまうので、カレッサと呼ばれる馬車で近くを回るのもありだ。1時間200ペソとかなり安い感じがする。カレッサは Calle Crisologo にも入れるが周りの観光客に写真や動画を撮られるのは避けられない。
また、ビガンには中心地から離れた観光地があるので、それらを馬車で回るのがいい。
歴史地区の川沿いにはアンティーク調の木製家具の店やローカル料理やが並び、夕方になると賑わう。イロコスで有名なエンパナーダの店が多く、店によって味が違うので食べ比べも面白い。

スペイン風ホテル

ビガンにはコロニアル風の建物を改装したアンティーク内装のホテルが多い。
実際に私が泊まった Cordillera Inn は Calle Crisologo の中間にあり、かなりいいロケーション。ホテルの中はどこもアンティーク家具や陶器、絵画で装飾されていて、まるでホテル自体が博物館のようだ。

そして、部屋の中にもアンティーク調の家具が備わり、ベッドはまるで貴族の家具だ。しかし、壁にひびがあったり、窓が開かなかったり、建物の古さだけは否めない。

他の街のとあるコロニアル風ホテルのトイレに換気扇がなく窓も開かなかった事があった。
とは言え、事前予約で、このホテルに4000円前後で泊まれるのはお得だ。

ビガンで宿泊したもう一つのホテル RF Aniceto Mansion も同じくスペイン風の建物にアンティーク家具と装飾がすごい。

博物館的な感じは同じだが、こちらの方が若干お洒落な雰囲気で奥にあるレストランもいい。そして、ホテルの中に謎の井戸もある。同じ建物にセブンイレブンがありとても便利で、Calle Crisologo まで徒歩1分とロケーションもいい。

部屋はシンプルだが、アンティーク調の飾りつけがされている。古い建物を改装したので、広さや設備など部屋によって当たり外れがあるようだ。
同じく事前予約で4000円程度と格安。

サンタマリア教会 

世界遺産のサンタマリア教会へはバスで行くのが一般的だ。パブリックマーケットの正面のパルタスバスターミナルはより Bantay Bell Tower ( バンタイベルタワー ) の正面の国道の方がバス多い。南に向かうバスに乗ればサンタマリアへ行けるがアブラ州へ向かうバスもあるので確認が必要。バスによっては教会の正面まで行ってくれるが、Y字路で降ろされる事もある。その場合数百メートルは徒歩もしくはトライシクル。
フィリピン人旅行者にとって、教会の歴史や建築様式はあまりなのか、ツーリストが極端に少ない。周辺も観光地化されている感じもしない。

現地の3連休でビガンは人で溢れてるのに対して、バスで1時間の距離のサンタマリア教会は閑散としていた。
教会から国道まで歩いて15分、国道を北へ向かうバスや乗り合いバンに乗ればビガンへ戻れる。
移動時間3時間に対して、滞在時間は20分程度とそこまでの観光地でないが、世界遺産に登録されているし、せっかくビガンへ来たら立ち寄りたい場所だろう。