New Clark City  ニュークラークシティー 発展する新都市へ行く

フィリピン初の地下鉄である North–South Commuter Railway (南北通勤鉄道)が開通予定だ。
南はラグーナ市の Calamba カランバから、北の NCC ニュークラークシティーまで繋がるようだが、どんな地下鉄になるのだろうか。
もしや、マニラの LRT のように蒸し風呂状態の電車になってしまうのか気になる。
いずれにしろ、外国人にとってもクラーク国際空港からマニラまで電車で移動できる利点があり、早く開通してほしいものだ。

マニラの Tutuban からカランバは数年前から電車で繋がっているので、それより北側を開発してTutuban-NCC の南北通勤鉄道として繋ぐということなのだろう。
では、その35路線の最後の駅である NCC (New Clark City ニュークラークシティー)とはどんな場所なのだろうか?
調べると、これはフィリピン初の環境配慮型、スマート、持続可能で災害に強い都市として計画されている新市街のようだ。総開発面積は9,450ヘクタールの超大型プロジェクトで、首都の機能も移転される計画があるそう。また、2065年までに120万人の人口を目指しているようだ。もしかすると、近隣の村の不動産を買っておくチャンスなのかもしれない。

New Clark City ニュークラークシティーへ

まずは、ニュークラークシティーを見学してみる事にした。
行き方は意外と複雑だ。まず、クラーク国際空港から最寄りのバスターミナルである Dau バスターミナルへ。

地図で見るとクラークから道が繋がっているので何かしらの交通手段はあると思われるが、良くわからなかったので普通にバスで向かう事に。
バギオ方面に向かうバスで約30分、最寄りのCapas に到着。Capas ジャンクションと呼ばれる場所なので結構人の乗り降りがある。
そこからトライシクルに乗り換えて20分で入り口のゲートへ。料金は200ペソ払った。(料金は時間と交渉次第)

後で知ったが、ニュークラークシティーからは専用の電動シャトルバスが大通りまで運行しているので、そっちの方が便利だった。
ニュークラークシティーの街中や入り口から乗れるらしい。

ニュークラークシティーは確かに新市街ではあるが、開発が全然進んでいないようにも見える。そして、実際に建築中の建物も見当たらない。
高級コンドミニアムもあるが、人が住んでいる感じがしないのと実際に人も車も殆ど見かけない。
また、ちょっとしたコンビニは見つけたものの店がほとんど無い。

数年前にASEANのスポーツ大会が開かれたようで、立派なプールやスタジアムはその当時建てられたのだろう。このまま廃墟にならないでほしい。
まだLRTが開通していないせいか開発が遅れているのかもしれない。ならば逆に買い時かもしれないが、難しい投資事実だ。

スイミングプール

街自体が小さいので1時間も歩けば建物の立っているエリアは大体回れるが、観光地ではないので特に面白くもない。しかも、店がないので炎天下で水が買えないのも辛い。
現状ではマニラのBGCの様に発展するのかどうか疑わしく思えるが、2065年までに120万人の人口を目指しているのであれば、あと40年もあるので平均年齢が低く人口も増えているフィリピンなら不可能でもないような気がする。

New Clark City の都市計画

周辺の住宅地へ

近くにCristo Reyという集落があり、家や土地の価格を調べるついでに寄ってみる事にした。
外国人名義ではコンドミニアムしか購入できないが、フィリピンの中古戸建物件はどのようなものか興味深い。
ここにはバスターミナルと呼ばれる場所が存在しないのと、庶民の足として一番重要なジプニーもそう多くないように見える。
なので、トライシクルが基本的な移動手段になるわけで、少々不便な印象だ。
幹線道路のある Capas の街中とジプニーがもっと頻繁にあれば・・・
とはいえ、ニュークラークにLRTが開通するのならかなり便利なロケーションである事は間違いない。

Cristo Rey の入り口
教会

この集落ではスラム街のような雰囲気があったので貧困層が多く住んでいるのかと思ったが、少し歩くと高級住宅も多いことがわかった。そして、この集落の中には市場もあり活気のある店も多く、クリーニング屋、ネイルサロン、スポーツジム、幼稚園、小中学校などもこのエリアにあるようだ。
住民に聞くと大きな病院以外はここで事が済むとのこと。

Cristo Rey の中心部

売り出している物件も結構あったが、高級住宅からボロ家まで様々な種類の家が混じるこのエリアではその相場が良くわからなかった。しかし、一つ言えるのは基本的に高い。
このエリアの150㎡程度のそこそこボロ平屋で150万ペソ。状態は日本的な感覚だと要リフォーム。この時点で4~500万円はかかる事になる。やはり、安くはない。為替レートの問題もあるが、それを踏まえても高い。

100万円で家が建つとか、日本で1年働けば10年働かなくていいとか、なぜかフィリピンにはあり得ない噂が立ちやすい。 
確かにどこかの島の田舎町で自給自足の生活をすれば可能もしれないが、都会の生活をするなら、そこまで安く済むはずが無い。むしろ、フィリピンで日本と同レベルの快適な生活をするのは割高になりそうだが。